徒然CURIOSISM

学びクリエイター朝森久弥とサークル「CURIOSIST」のブログです。

「クイズゲームの作り方」鋭意執筆中!

こんにちは、朝森久弥です。コミックマーケット86(C86)はお疲れ様でした。
さて、C86は多忙のためサークル参加を見送ったCURIOSISTですが、C87は申し込みを済ませました。



C87で発行予定の新作はクイズゲームの作り方」です。
同人ゲームではなく同人誌ですが、後述の通り、CURIOSISTで制作しているクイズゲームに関わる本なので、ジャンルは「同人ソフト」の「自主製作ゲームソフト(パズル・クイズ)」で申し込みました。


この本はタイトルの通り、クイズゲームの作り方を記す本です。
もう少し具体的に言うと、CURIOSISTで培った同人クイズゲームの制作ノウハウを、これから同人クイズゲームを作りたい人に向けて伝授する本です。
いまの日本国では、同人クイズゲーム制作者が絶滅の危機に瀕しています。ここ数年間継続して、同人クイズゲームコミケで頒布しているのは、SweetLovin'さんとAloMarronさん、そしてCURIOSISTくらいです。
私はコミケ初参加の時から、同人クイズゲーム制作者を増やしたいという思いで活動を続けてきました。クイズが好きな日本人は多いし、クイズゲームのプログラミングはゲームプログラミングの中では比較的簡単な部類に入ります。にも関わらず、なぜ同人クイズゲーム制作者が増えないのか?それは、日本でクイズゲーム制作特有のノウハウが共有されていないからではないかと、私は考えました。
私はこれまでに、同人クイズゲームを作りたいあるいは作っているという方から、「クイズを用意するのが大変だ」という声を多く聞きました。私より素晴らしいプログラミングスキルを持っているにも関わらず、クイズを用意することが困難なために、クイズゲーム制作を諦めてしまうとしたら、大変もったいない話です。私は、プログラミングスキルこそへっぽこですが、クイズゲーム出題用クイズの作成にはそれなりに自信がありますし、実際に何本かの同人クイズゲームを完成、公開し続けてきました。私の同人クイズゲーム制作ノウハウを世に広めることで、一人でも多くの人に同人クイズゲームを作ってほしい、そしてこのジャンルをもっと盛り上げていきたい。そのために、この本を書くことを決心しました。


現時点で構想している、「クイズゲームの作り方」の目次は、次の通りです。

1.クイズゲーム制作の魅力
1-1 みんなクイズが大好き
1-2 クイズゲーム制作は簡単


2.マクロクイズ制作論
2-1 ターゲットユーザーを決める
2-2 クイズゲームの形態を決める
2-3 オールジャンル型クイズゲームのデザイン
2-4 ピンポイントジャンル型クイズゲームのデザイン


3.ミクロクイズ制作論
3-1 色々なクイズの形式
3-2 適切なソースを選ぶ
3-3 四択クイズの基本:問題文と選択肢の書き方
3-4 四択クイズの応用:選択肢による難易度調整
3-5 四択クイズの解説文


4.同人クイズゲームクリエイターへの道のり
4-1 完成させ、発表することが大事
4-2 ひとりで作るか、みんなで作るか
4-3 無理のない制作計画を立てる
4-4 完成後に考えるべきこと


主な想定読者は、「これから同人クイズゲームを作りたい人」です。もっとも、第2章・第3章は同人ゲームに限らず他の場面でクイズを出題する上でも役立つような、第4章はクイズゲームに限らず同人ゲーム制作全般に役立つような話を織り交ぜていくことで、クイズ好きな方同人ゲーム制作志望者の方にも手に取ってもらいたいと考えています。
CURIOSISTは今年でクイズゲーム制作歴10周年を迎えました。この本はサークル10周年記念作品として、また私の同人活動の一里塚として位置付けています。同人クイズゲーム業界のさらなる発展を祈念し、鋭意執筆して参りますので、何卒応援のほどよろしくお願いいたします!!