徒然CURIOSISM

学びクリエイター朝森久弥とサークル「CURIOSIST」のブログです。

2014年にTwitterを中心に流行ったニュースをまとめました

 昨年は毎月1回、Twitterを中心に流行ったニュースをまとめるということをコツコツやっていました。月の初めに、こんなツィートをしているのをご覧になった方もいるかもしれません。


2015年を迎え、ついに2014年の「Twitterを中心に流行ったニュース」が12か月分まとまったので、改めてこれを発表すると同時に、2014年を通しての「Twitterを中心に流行ったニュース」ランキングを発表したいと思います。


まずは、月ごとのランキングです。

1位 2位 3位 4位 5位
1月 阿澄佳奈入籍 このあと滅茶苦茶セックスした 悪循環コラ くおえうえーーーるえうおおお 動物はあなたのごはんじゃない
2月 恋人といる時の雪って特別な気分に浸れて私は好きです 羽生コラ オタサーの姫 日本の大雪は松岡修造のせい 佐村河内を探せ
3月 増税前」に関わる一連のネタ 2ch転載禁止騒動 美しすぎるクリミア検事総長 加賀さんの弓の構え方がおかしい ○○で使われるハンドサイン一覧
4月 オバマ米大統領来日、安倍総理と寿司屋に WindowsXPのサポートが終了 艦これ1周年&横須賀カレーグランプリ IE脆弱性問題 JKにかけてもらいたいプロレス技
5月 AKB握手会でメンバーとスタッフ刺される ASKA覚せい剤所持容疑で逮捕 KADOKAWAドワンゴ経営統合を発表 3Dプリンタで銃を作った男が逮捕 神が○○を作るとき
6月 都議会のセクハラヤジ 明大インカレサークルクライス泥酔騒動 集団的自衛権の行使容認 FIFAワールドカップ開催 Google検索でロリ規制
7月 野々村元議員号泣会見 ベネッセ子会社情報流出 台風8号日本列島を横断 佐世保女子高生殺害 中国からの期限切れ鶏肉混入
8月 エボラ出血熱がアフリカを中心に流行 アイス・バケット・チャレンジ 春日部共栄野球部女子マネがおにぎり2万個作る まんだらけ万引事件 朝日新聞従軍慰安婦記事取り消し
9月 朝日新聞の記事撤回等一連の不祥事 錦織圭全米オープン準優勝 御嶽山が噴火 iPhone6発売 デング熱が流行
10月 ラーメン三銃士コラ 日本人がノーベル物理学賞受賞 阪神がまさかの日本シリーズ出場 コインパーキングでこういう止め方流行ってるの? うちわ問題から始まった政治家不祥事案件
11月 非実在小学4年生 羽生結弦がケガを押して中国杯出場 1ヶ月綺麗な言葉を掛け続けた〜と1ヶ月罵声を浴びせ続けた〜 ヌマクロークソコラグランプリ 岡女子大に入学認めて
12月 ペヤングに虫混入で販売停止 例のタートルネック 衆院選開催、海江田万里落選 流行語大賞で「集団的自衛権」「ダメよ〜ダメダメ」が大賞受賞 生活の党と山本太郎となかまたち」誕生


毎月のランキングは、あくまでその月の間でどれだけ流行ったかを考慮して決定しました。そのため、その月に限り爆発的に話題になったニュースが上位にランクインする傾向があり、息の長いコンテンツになったニュースはランクインしづらい傾向が見られました。
そこで、続いて発表する年間ランキングは、話題の持続性、つまりどれだけ長期間に渡り話題になるか、なりそうかということを重視して作成しました。したがって、毎月のランキングでは5位までに入っていないニュースでも、年間ではランクインしているものがあります。また、毎月のランキングではごっちゃになっていた、リアルのニュースとネットのニュースを分離して年間ランキングを作りました。
それでは、Twitterを中心に流行ったニュース年間ランキングの発表です!


★リアルニュース部門

順位 ニュース 流行開始時期
1位 消費税8%に増税 4月
2位 小保方晴子STAP細胞 2月
3位 錦織圭全米オープン準優勝 9月
4位 野々村元議員号泣会見 7月
5位 佐村河内ゴーストライター事件 2月
6位 御嶽山が噴火 9月
7位 日本人がノーベル物理学賞受賞 10月
8位 エボラ出血熱がアフリカを中心に流行 8月
9位 朝日新聞の記事撤回等一連の不祥事 9月
10位 ペヤングに虫混入で販売停止 12月


★ネットニュース部門

順位 ニュース 流行開始時期
1位 オタサーの姫 2月
2位 今日も一日がんばるぞい 8月
3位 ラーメン三銃士コラ 10月
4位 ヌマクロークソコラグランプリ 11月
5位 ○○で使われるハンドサイン一覧 3月
6位 ブコメの波動を感じる 2月
7位 悪循環コラ 1月
8位 神が○○を作るとき 5月
9位 このあと滅茶苦茶セックスした 1月
10位 例のタートルネック 12月


リアルニュース年間2位にランクインした「小保方晴子STAP細胞」は、年の初めこそ慶事としてもてはやされましたが、その研究成果がでたらめであることが明らかになってからは実に長期間に渡りワイドショーを賑わしました。小保方氏関連の報道は、市井には野々村や佐村河内あたりと同種のコンテンツとして消費されていた感があり、科学の世界も“身近”になったというか、社会の目を意識せざるを得なくなった1年であったと言えると思います。
ネットニュースで年間ベストテンにランクインしたニュースの多くは、ネット用語、あるいはオタク用語として今後も定着することでしょう。また、年間2位の「今日も一日がんばるぞい!」や年間4位の「ヌマクロークソコラグランプリ」には公式も積極的に乗っかっており、“ネットの声”をマーケティングに活用することがよりカジュアルに行われるようになったことを象徴する出来事でした。


今回、便宜的にリアルニュースとネットニュースを分類してみたものの、実の所どこまでがリアルでどこまでネットと言ってよいのか悩みは尽きません。たとえばリアルニュース4位の「野々村元議員号泣会見」や10位の「ペヤングに虫混入で販売停止」は、ネットでの盛り上がりが無ければここまでのニュースにはなり得ませんでした。私がTwitterを5年以上続けていて思うのは、“ネット民”などという人種はもはや過去の産物であり、ネットがテレビや新聞に並ぶマスメディアとして立派に機能しているのはもはや疑いようのない事実ということです。Youtubeニコニコ動画登場前からネットを愛用してきた私たちとしては少し寂しさを覚えますが、これも時代の流れと言うことで確かに認識していかねばなりません。


ネットの台頭により、話題の種を提供し得る人が格段に広がり、それらを拡散することが容易になった現在。こうしたあり方が人の精神性をも変えてしまうのではという懸念もある一方で、その中でたくましく生きていくツイッタラーの中から、2015年も多くのニュースが産み出されていくことを期待しています。あとは、不祥事案件ばかりでなくて、もうちょっと慶事で盛り上がれるようなTwitterになると素敵ですね。


今年も一年がんばるぞい!