徒然CURIOSISM

学びクリエイター朝森久弥とサークル「CURIOSIST」のブログです。

C88受かりました。など

 こんばんは、朝森久弥です。最近、このブログは「コミケ告知直前」と「新年の抱負」以外の用途でほとんど更新していないのですが、今夜は気まぐれで短い記事をお届けします。

コミックマーケット88に当選しました

 CURIOSISTは今年8月に開催されるコミックマーケットに無事当選し、3日目「Q22b」にスペースを頂くことができました。新作は「国立オタク学院」の予定です。例によってこれからスパートをかける感じですがどうにか間に合うよう頑張ります。

大学内ゲーム制作サークルをまとめました

 ノンリニアをはじめ、わが国には大学内ゲーム制作サークルがあちこちにありますが、その活動実態はあまりよく知られていません。私はもう学生ではありませんが、陰ながら学生によるゲーム制作活動を応援するため、手始めに全国の大学内ゲーム制作サークルのリンク集を作りました。タイトルは「大学内ゲーム制作サークルまとめ」です。
 公式サイトを持つことを条件に、私がしらみつぶしに探しましたが、59サークル見つけるのが限界でした。もし、まとめに載っていない大学内ゲーム制作サークルがありましたら、公式サイトのURLと一緒にぜひ教えてくださいな。

5月17日にコメントをくださったyuさんへの返信

1か月以上前にこのブログの記事にコメントをくださっていたようで、返信が遅くなって申し訳ありません。このブログは年に数回しか見ないので、返信スピードもこの程度とさせて頂いております。どうかご了承ください。

さて、コメントは

突然すみません。私は現在博士課程2年で、将来は企業に就職を考えているのですが、就職活動で、博士課程が修了できないかもしれない、あるいはできない、ということは企業にどのように伝えたら良いのでしょうか。内定が決まった後で、修了ができなかったら取り消しというのはあるのでしょうか。その辺がイマイチ分からなくて、、、

とのことでした。博士課程からの企業就職を考えているとのこと、大変お疲れ様です。
まず、質問から察するに、たとえば研究職のような「博士号ほぼ必須」のような企業に応募することはあまり考えていないと思われますがよろしいでしょうか。その手の企業は、就職時に博士号取れる自信のある人だけ応募してくれればそれでいい、と思っているはずなので……。


というわけで「博士号は必ずしも要らない」的企業を受ける場合を考えてみますと、“博士課程が修了できない”という事実はあまり大した問題ではないはずなのですが、プラスに受け止められる場合は少ないでしょう。人事部の人の多くは博士課程について詳しくないので、「怠けてるのかな?」「対応が面倒くさい子だな」と思われるリスクがあります。
あくまで私個人の経験ですが、応募前に「博士課程修了できるか分からないんですが応募してもいいですか?」とメールで3社に問い合わせたところ、A社からは返事が来ず、B社からは「問題ないですよ」、C社からは「修士既卒として選考します」と言われました。その後応募してみたら、A社とB社はES落ち、C社は筆記の後のGDで落ちました。
一方、応募時にはそうした話を出さず、履歴書には「博士課程2年次(3年次)在学中、現在に至る」とだけ書いて応募した企業はESをパスし、最終面接かそれに近い面接で「ところで学位、取れそうなの?」と聞かれました。そこで「これこれこういう理由で、学位が取れないかもしれません」ときちんと話せば、とくにマイナス評価された印象はありませんでした。あるいは、内定が出るまで全く聞かれなかったところもありました。
私が思うに、選考の初期段階では企業も大量の学生を捌く必要があるので、「博士号が取れないかも」といったイレギュラーな事例にあまり構っていられる余裕がなく、あまり良い印象が持たれないのかもしれません。逆に、選考の最終段階では学生を絞り込んでいて、多少イレギュラーな事例でも「ここまで残った学生だし、辞退されて他社に逃げられては困るから対応しようか」という思考が働くのかもしれません。
まとめると、企業が自分のことを「博士号の有無は関係ないから採用したい」と思い始めた段階で「実は……」と切り出すのが良いと思われます。
もっとも、こうした気苦労を抱えて選考に臨むこと自体が不利な要素と言えなくもありません。なので、既卒OK、当該年度に修了しなくてもOKと募集要項に明記している企業を受けるのが手っ取り早いという話もあります。実際、こうした企業の方が、単に「卒業・修了見込みの者」とだけ書いてる企業より、博士課程学生に寛容だと思いますしね。
なお「博士課程修了ができなかったら内定取り消し」という企業は、応募資格に博士号必須と書いてあるか、博士号必須の職業でない限りは、まず有り得ないと考えられます。
私が内定を得た企業に関して言えば、「初任給は修士相当になるけどそれでもいいなら」「そもそも博士号の有無で初任給変わらないし問題ない」といった返答でした。心配ならメールや書面など文書に残る形で回答してもらうのが良いでしょう。


以上、訳知り顔で答えてしまいましたが、ぶっちゃけ私もこの点については結構悩みました。その際私が参考にした記事を挙げておきますので、こちらもご覧ください。
「年齢」と「雇用メリット」について その5
文系博士課程後期課程院生の就活
博士課程の就職活動まとめ


yuさんが納得のいく進路を選べるよう、陰ながら応援しています。