(幻の)C98サークル参加情報 第2報
こんにちは、朝森久弥です。
同人サークルCURIOSISTでは、C98に頒布予定だった
新刊『教科書 日本オタク文化 上巻』を、
メロンブックスにて2020年5月上旬から委託販売いたします。
店舗には買いに行きづらい方も多いと思いますので、通信販売での購入をご検討ください。
4月22日から、メロンブックス内の以下のページで予約を受け付けています。
www.melonbooks.co.jpさきほど確認したら、早速予約が入っていました。ありがとうございます!
クイズゲームを出すことが多いCURIOSISTですが、今回の新刊は評論同人誌です。
日本のマンガやアニメ、ゲームなどの歴史と現状をイチから学べる本となっています。
B5判で68ページ(文字数では約6万5000字)、メロンブックスでの委託販売価格は1100円(税込)です。即売会で頒布する際の価格は800円なのですが、委託販売では手数料や税金などで若干お高くなりますことをご容赦ください。
新刊の表紙は、和服っ娘の第一人者で、CURIOSISTの『キュードル!』や『アマゲチッタ!!』でおなじみの、たまのちさん(@tamanoti)に描いていただきました!
『教科書 日本オタク文化 上巻』のもくじは、以下の通りになっています。
上巻で扱うのは、おおむね1990年代前半までのできごとです。1990年代後半から現在までのできごとは、2020年中に刊行予定の下巻で扱います。
上巻にはたとえば、
- 手塚治虫があらゆる方面で大活躍
- 『あしたのジョー』力石徹の葬儀が現実に
- コミックマーケットが始まるまで
- 『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』が火をつけたアニメブーム
- 任天堂「ファミコン」の世界征服
- 「週刊少年ジャンプ」黄金時代、発行部数653万部達成
といった内容が含まれていて、当該年代の方には「そうそう!こういうことあったよね~」と懐かしんでいただけること請け合いです。逆に、私(1988年生まれ)と同世代かさらに若い方には、「こういう面白い時代もあったんだな…」と、上の世代との円滑なオタク的コミュニケーションに役立てていただければと思います。
以下の紙面サンプルからも分かるように、この本は”教科書”という響きに合わせて、まじめな体裁になっています。もっとも、文章の硬さレベルは高校の教科書を参考にしていまして、ちまたの専門書に比べれば取っつきやすいと自負しています。
クイズゲーム作家の私としては、知識は問題を解いてこそ身に付くという思いがあるので、章末問題として4択クイズを付けました。
章末問題は、この本を読んだ人にとっては簡単だと思いますので、物足りなければ、CURIOSISTの『アマゲチッタ!!』などに収録されている日本オタク文化クイズに挑戦してみてくださいね。
CURIOSISTの作品の根底には、「知る」から始まる想像力(イマジネーション)という考え方があります。知識を得て、自分が認識できる世界を広げることで、自分以外の誰かについて想像し、理解しようとする―そうした営みを手助けするための作品を作っているつもりです。クイズゲームにせよ、進学校Mapにせよ。
日本で生きる人は、多かれ少なかれ日本オタク文化に触れて日々を過ごしています。『教科書 日本オタク文化』で日本オタク文化の歴史と現状を一通り学ぶことは、現代日本で生きる人の感性や、物の考え方の理解することにつながると、私は確信しています。その結果、日本で生きる人同士の相互理解が進んで、少しでもハッピーな人が増えたらこれに勝る喜びはありません。
……などと大げさに構えなくても、単純に、日本のマンガやアニメ、ゲームのことをもっと深く理解できる楽しい本にしましたので、皆さまお手に取っていただければ幸いです。
よろしくお願いします!