徒然CURIOSISM

学びクリエイター朝森久弥とサークル「CURIOSIST」のブログです。

マイベストブック2017

 お待たせしました(誰も待ってない)。
朝森久弥の「マイベストブック2017」、すなわち2017年に読んだ本のうち、私の人生に特に影響を及ぼした本を紹介するコーナーです。
こちらの記事に書いたように、マンガ部門とマンガ以外部門に分けて発表します。

マンガ部門

かぐや様は告らせたい

30年生きてて一番笑わされたラブコメだった。藤原書記お可愛いすぎる。
はい、例によってラブコメです!
しかしこのマンガ、ラブコメなのは確かですがお色気要素がこれといってありません。ヤングジャンプ連載なのになんという暴挙……。
じゃあこのマンガのウリは何かというと、副題にある通り「天才たちの恋愛頭脳戦」にあります。舞台は超エリート高校の秀知院学園生徒会。ここの生徒会長・白銀御行(しろがねみゆき)と副会長・四宮かぐや(しのみやかぐや)は互いに惹かれあってるのですが、素直になれないふたりは「恋愛は告白した方が負け!だから相手に告白させたい!」と、あらゆる場面でイチャイチャする画策するのが基本の物語となっています。相手が自分に惚れていることが言い逃れできない状況に追い込む→相手が告白してくれるということで、ふたりは隙あらば相手にモーションをかけていきます。その機会ひとつひとつがまさに学園生活あるある、ラブコメあるあるで、ある意味で日本の学園もの・ラブコメものの百科事典になっているのです。少年向けから少女向けまで、作者の赤坂アカ先生は、本当に学園ラブコメというのをよく研究していることがうかがえます。
そうした前提があるうえで、主人公らのリアクション(顔芸)を見るのが楽しい。ラブコメはLove ComedyなはずですがComedy要素が薄いラブコメが多い今日この頃、めくればめくるほど笑いを誘うラブコメは貴重です。赤坂先生、どんだけ表情の引き出しを持っているんだ。何ならタッチも変幻自在だし。それでいて、要所要所のLoveパートではキチンと赤面顔を出してくるから本当にずるいです。
私は「かぐ告」は単行本派で、2018年1月にようやく8巻まで読んだわけですが、7巻で出てきた伊井野ミコがこれからどこまでお可愛いくなるのか楽しみです。かぐや様は乙女でお可愛いですし藤原書記は天然でお可愛いですしはーさかさんは健気でお可愛い、白銀会長も石神会計もお可愛い。まったく、このマンガのキャラみんなお可愛いじゃないか!

マンガ以外部門

エロマンガ先生

エロマンガ先生(1) (電撃コミックスNEXT)

エロマンガ先生(1) (電撃コミックスNEXT)

全身全霊で恋する子たちが熱くて尊い。ムラマサ推しです。
またラブコメかよ!!!
だって仕方がない、私は家に数えきれないほどの本があるが、本を読んでいる時間の半分以上はラブコメに費やされているといってもいい……。
このラノベの著者は、あの『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を書いた伏見つかさ先生です。テーマは『俺妹』同様、兄妹での恋愛。ただ、エロマンガ先生の兄妹は義理の関係なのでタブー感は薄れました。それでもふたりが結ばれるためには色々なハードルを乗り越えねばならないのですが。男子向けラノベ全般に言える話ですが、主人公の男というのはめっちゃモテます。そして鈍感。このラノベの主人公・和泉政宗もご多分に漏れずその傾向があるっちゃありますが、妹の紗霧一筋なので、ラブコメ主人公として一本気が通っていて好感が持てます。
政宗は中学生でデビューした現役高校生作家だし、周りにも中学生作家がゴロゴロいるし、紗霧に至っては小学生でイラストレーターデビューと、若さのインフレが激しいのはご愛敬。このラノベで描かれてる恋愛模様自体はド直球なので、主人公が高校生でかつ義妹と恋愛となると、この年齢設定が妥当だったんじゃないでしょうか。ただ、政宗や山田エルフ、千寿ムラマサといった作家たちの仕事にかける姿勢は大人顔負けというか、なるほどラノベ作家ってこういう想いで仕事に向かっているのかとうなずくことしきりでした。あと、エルフやムラマサが「あなた(正宗)と一緒になれないくらいなら死ぬ!」くらいの勢いで迫ってきつつも、政宗はやっぱ紗霧を選ぶ、それでもド修羅場にならない絶妙なバランスに安心感を覚えます。本作はラブコメとはいえ激アツな作家物語であり、作家としての成功がラブコメとしてのハッピーエンドにも繋がっているというのがその要因じゃないでしょうか。この構造は『俺妹』にはなかったものです。
それにしても、高砂智恵は(男オタクが考えた)さいきょうのいせいのともだちですね……本当に伏見先生は刺さるキャラを作ってくるのが上手い。

ノミネート作品一覧

マイベストブック2017のノミネート作品は以下の通りでした。
【マンガ部門】
・青のフラッグ(集英社
かぐや様は告らせたい集英社
川柳少女講談社
Dr.STONE集英社
・りぶねす(講談社
【マンガ以外部門】
エロマンガ先生KADOKAWA
エロゲー文化研究概論(総合科学出版)
・観光コースでないアフリカ大陸西海岸(高文研)
・2018年受験用 全国高校入試問題正解(旺文社)
ボードゲームカタログ 201(スモール出版)

やっぱりラブコメだらけですね。どんだけ煩悩の塊なんだ私。
『青のフラッグ』はこれ別冊マーガレットかな?と思うほどの透き通った恋愛モノですが、ジャンプ+で連載してなければ私は手に取ることがなかったでしょう。
エロゲー文化研究概論』はまさにエロゲーの歴史を語る本ですが、エロゲーを制する者は日本オタク文化を制すると言わんばかりに、縦横無尽な知識のカバーに感服しました。
『全国高校入試問題正解』はその名の通り高校入試の過去問が載ってまして、教育クラスタとしてようやく全巻揃えたのですが、自治体によって高校入試って傾向もレベルも全然違うやん!って驚きまくっています。この辺で得た知見は、また同人活動などでフィードバックしたいですね。


今年も素晴らしい本に出会えますように。

2018年の抱負。

朝森久弥です。
改めて、明けましておめでとうございます。
毎年恒例の「今年の抱負」、いつも通り、去年の抱負を振り返ったのち、今年の抱負を発表いたします。

2017年の抱負を振り返り。

全体スローガン:アウトプットに裏付けられたブランディング


「ゲーム制作」:「キュードル!」スマホ対応&新作リリース
一部だけできました。スマホ対応はかなわなかったものの、新作として「キュードル! Versus The West」「キュードル! Geek Seeker」の2本を世に送り出すことができました。
スマホ対応に向けては、RPGツクールMVからスマホアプリ化できる「Monaca for RPGツクール」を試したのですが、上手くいかず。実は、私のタブレットの中には既に「キュードル! Fresh Q-dol festival」のAndroid版が入っているのですが、いざクイズステージをやってみると、なぜかタイマーが約2分の1の速さでしか動かず、世に出すには改良が必要という判断に至りました。


「日本オタク文化」:「教科書 日本オタク文化」を1章分以上発表
できませんでした。ゲーム制作に思いの外時間がかかり手が届かず……。あと、昨今の日本オタク文化事情を鑑みるに章立ての変更が必要になったので、元々立てていた台割を再検討していました。今度こそこの台割で固まった、はず。


「教育データバンク」:「大学のセキララ」の完成
できませんでした。「大学のセキララ」は、ベールに包まれている日本の大学の実態を定員充足率と財政事情からつまびらかにする企画でしたが、ここにきて大学の情報公開が積極的になり、大学ポートレートなどの有用なサイトが現れるようになりました。よって、「大学のセキララ」はいったん休止としましたが、日本の大学業界が良い方向に進んだのは良かったことだと受け止めています。

2018年の抱負!

全体スローガン:CURIOSISTファン面積の拡大


CURIOSISTはいま、第3ステージに突入していると見ています。
大学(学部)に通いながら、ごく小規模に同人ゲームを作っていた第1ステージ。
大学院生として研究者を目指しながら、色々な人と同人ゲームを作りつつ、進学校Mapなど他のことに手を広げた第2ステージ。
就職して生業に精を出す中、「ゲーム制作」「日本オタク文化」「教育データバンク」の三本柱を推進する第3ステージ。
おかげさまで、ネットの世界では「なんかクイズゲームいっぱい作っている人」進学校にやたら詳しい人」という評判を得られるくらいにはなったんじゃないかなと思いますが、これだけでは飽き足らないのがCURIOSISTである朝森久弥という人間です。
引き続き三本柱をしっかりと伸ばし育て、今までCURIOSISTを知らなかった人にも、CURIOSISTの名が知られるようになりたい。具体的には…


「ゲーム制作」:「キュードル!」スマホ対応&新作リリース
⇒悔しいかな、去年とまったく一緒ですね。「キュードル!」スマホ対応について、形態は色々考えているんですが、ネイティブアプリではなく、ブラウザゲームにするのも一案だと思っています。これまでCURIOSISTのゲームを遊んでいただいているPCユーザーの人たちと、まだCURIOSISTのゲームを遊んだことがないスマホユーザーの人たちが共に遊べる場を提供していきたい。
新作リリースについては、キュードル!の第5弾と第6弾をコミケ合わせで制作する予定です。


「日本オタク文化」:「教科書 日本オタク文化」の一部を紙媒体で発表
⇒これも去年とほとんど変わらないのですが、敢えて「紙媒体で」と付したのは、形として残るものを今年のうちに出しておきたいという決意の表れです。「進学校Map」のときと同じように、まず「教科書 日本オタク文化」の内容をTwitterか何かでつぶやき、それをTogetterか何かでまとめ、ある程度溜まったら書籍化(同人誌化)しようと考えています。
つぶやきながらフォロワーの皆さんのコメントをいただきつつ、よりよいオタクの正史を作っていきたいと思います。よろしければご協力ください!


「教育データバンク」:進学校Map改訂準備と諸外国の教育制度調査の継続
⇒現在公開している進学校Mapは結構古いです。2013年までの情報で選定されているため、2018年の今となってはあちこちにガタが来ています。そこで、2020年の改訂を目指し、今から中学・高校入試や大学合格実績の記録を集め、準備を進めていきます。なぜ2020年かというと、現行のセンター試験が2020年1月にラストを迎え、2021年1月から、大学入試共通テストという新テストが始まるからです。現行の大学入試システムが終わる瞬間の進学校の情勢をまとめておくことは、新制度が始まり情勢が変化したときに、比較材料としてきっと重宝するでしょう。
また、去年から日本だけでなく海外の教育制度にも興味を持つようになり、手始めに中国の高考やフランスのグランゼコールの制度を調べました。今年はさらに他の国の教育制度を調べていき、諸外国にも進学校というものは存在するのか、エリート養成にどのように臨んでいるのかを探求していこうと思います。


これまでに続けてきたことは大切にしつつも、新しいフィールドに向けてアウトプットしていくことで、CURIOSISTというブランドが、より広範囲に受け入れられるようにしていきたい。そうして、楽しい学びを世に広めていくことが、ひいては私が人生を賭す目標である「一人でも多くの人の人生の選択肢を増やす」を実現する確かな一歩になると確信しています。


あっという間に30歳!短い人生、出し惜しみせず過ごそう!


今年もよろしくお願いいたします。

C93御礼

朝森久弥です。2018年、今年もよろしくお願いします。


昨年末のコミックマーケット93では、同人サークルCURIOSISTも無事新作を引っ提げて参加することができました。
制作にご協力いただいた皆さん、当日お越しいただいた皆さん、本当に本当に、ありがとうございました!


新作のマスターアップ(完成)をギリギリまで粘ることに定評のあるCURIOSISTですが、今回のマスターアップ時刻は、サークル参加当日の午前3時24分でした。

当然、データをROMに焼くのはマスターアップしてからですから、私は徹夜でデータをROMに焼き、ビッグサイトに向かったことになります。
今回こそ当日マスターアップ回避を目標に頑張りましたが、現実は厳しいですね……。

ちなみに、これまでのマスターアップ時間は以下の通りです。

作品名 時期 マスターアップ時刻
おざわのやぼう C84 当日午前5:57
おざわのやぼう弐 C85 当日午前4:43
国立オタク学院 C88 当日午前6:20
キュードル! FQF C90 当日午前5:29
キュードル! RA C91 当日午前3:49
キュードル! VTW C92 当日午前3:27
キュードル! GS C93 当日午前3:24

前回より3分早い!
「おざわのやぼう」以前は、当日マスターアップが間に合わず体験版にして出したこともありましたから、それに比べればマシかもしれませんが……。


さて、ここからが本題ですが、
C93で頒布した新作「キュードル! Geek Seeker」(ver.1.00)には、作中の一部で、表示されるべき画像が表示されない仕様がございます。
正直に申し上げると、C93当日までに、当該画像素材の準備が間に合わなかったためです。
詳しくはゲームのネタバレになってしまうので言えないのですが、プレイヤーが表示されると期待しているであろう画像が表示されない箇所を残したまま完成版としてリリースしてしまったこと、申し訳ございませんでした。

当該画像が表示できないからといって、ゲームが進行できないというわけではありません。
こちらが表示したかった画像とは別の画像を表示している状態なので、C93でお買い求めいただいた状態のままでも、ゲーム自体は最後まで遊んで頂けます。

ただ、当該画像は本来表示されるべきものなので、近いうちに追加パッチをリリースすることで、表示されるようにさせていただきます。
追加パッチ情報は、CURIOSIST公式サイトで告知いたしますので、ご確認いただけますと幸いです。


お手数おかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

C93サークル参加情報

こんにちは、朝森久弥です。
同人サークル『CURIOSIST』は、コミックマーケット93にサークル参加します。

配置は1日目12月29日(金) 東3ホール ク56bです。
今回のおしながきは以下の通りです。


新作は『キュードル! Geek Seeker』
パソコンで遊べるアイドル育成クイズゲームの第4弾です。

頒布価格は、1枚600円。いつもより100円高いです。
CURIOSISTのゲーム作品はこれまでCD-ROMに焼いて頒布していましたが、ゲームデータの増大に伴い、データがCD-ROMに入り切らなくなりました
データをDVD-ROMに焼く必要があるので、メディア代が高くなることを鑑み、価格を600円とさせていただきます。
DVDを読めるドライブをお持ちでない方、誠に申し訳ございません。


新作『Geek Seeker』は、これまでのキュードル!シリーズと同様、キュードル(クイズを解くアイドル)をスカウトして、4択クイズを解いてプロデュースするゲームです。
歴代キュードルに加えて新人キュードルが6人加入し、過去最多・合計28人のキュードルが活躍します。
収録クイズも過去最多の約1370問。日本在住者の常識・教養レベルでクイズ初心者にも安心です。

ストーリーは、英知興業大阪支部に着任した新人マネージャー南代ゆかが、日本全国を駆け巡ってキュードルをスカウトし、来たる日本舞踏館でのフェス成功に向けて、彼女らを一生懸命育成するというもの。
第3弾では脇役だった大阪支部の面々にスポットを当てました。
キュードル!第3弾までと世界観は共通していますが、第4弾単独でもお楽しみいただけます


第4弾で新たに導入したシステムを2つ紹介します。
1. マップを駆使した捜索システム
Geek Seeker』ではキュードルを発掘する楽しみを重視し、キュードルのスカウトは日本を歩き回ってするようにしました。
具体的には、以下の画面のように、日本を模したフィールドを採用しています。キュードル!シリーズはいずれもRPGツクールMV製なのですが、第4弾にしてようやくツクールならでは感が出てきましたね。

2. 16人以上のキュードルをスカウト可能に
第3弾までは、最大で15人までのキュードルしかスカウトできないのですが、『Geek Seeker』では、16人以上のキュードルをスカウトできるようになりました。
キュードル!シリーズは、最終的には全都道府県にキュードルを登場させることを目指していますから、これはかなり重要な改善です。


ほかにも、従来のシステムを精査し、ゲームの動作が極力軽くなるような工夫をあちこちに凝らしました。
ぬるぬる動くとは言えませんが、第1弾から考えると随分スムーズに動くようになったと思います。
また、キュードルを一定ランクまで育てると読める、CURIOSIST得意のご当地紹介トークも、キュードル28人全員分(28府県分)収録しています。
共通ストーリーをクリアするだけなら、いつもと同じ3〜4時間くらいですが、個別ストーリーもコンプリートするなら、遊べる時間はシリーズ過去最長になるんじゃないでしょうか。



旧作で当日頒布予定のものは次の通りです。

【ゲーム】
・キュードル! Versus The West(2017年/C92初出) 500円
・キュードル! Right Answers(2016年/C91初出) 500円
・キュードル! Fresh Q-dol festival(2016年/C90初出) 500円
国立オタク学院(2015年/C88初出) 500円
おざわのやぼう弐(2013年/C85初出) 500円
・CURIOSIST ザ・ベスト(2013年/C85初出) 500円
恋には落ちても、受験には落ちないんだからねっ!(真の完成版)(2013年/Comic1☆7初出) 500円
くいけん! 〜美浜高校クイズ研究部物語〜(2011年/C81初出) 500円

【同人誌】
・日本オタク文化検定2015(2015年/C89初出) 500円
進学校Map vol.6 [首都圏編](2017年/コミティア119初出) 400円
進学校Map vol.5 [北陸・甲信越・山陰編](2016年/ガタケット148初出) 300円
進学校Map vol.4 [東海・山陽編](2016年/コミックライブin名古屋 オータムスペシャル2016初出) 300円
進学校Map vol.3 [関西編](2016年/こみっく★トレジャー27初出) 300円
進学校Map vol.2 [四国・九州編](2016年/コミックシティ福岡39初出) 300円
進学校Map vol.1 [北海道・東北・北関東編](2015年/コミティア112初出) 300円


CURIOSISTは、旧作もできる限り長期間頒布するように努めていますが、机に並べられる量にも限界があり、やむなく絶版にするケースも少なくありません。
ご希望のものがあれば、お早めにお買い求めいただくことをお勧めします。
また、CURIOSISTの作品に制作スタッフとして参加した方には、参加作品の完成作を1部差し上げています。過去作も含めて、まだ受け取っていない方はこの機会にスペースまでお越しください



……新作はいまだ絶賛制作中やけども、コミケには笑って参加しような!!

C92サークル参加情報

こんばんは、朝森久弥です。
同人サークル『CURIOSIST』は、コミックマーケット92にサークル参加します。
配置は1日目8月11日(金)東7ホールし37aです。

今回のおしながきを以下に貼っておきます。

頒布物がどんどん増えていって、いい加減おしながきに入りきらなくなってますね……。


新作は『キュードル! Versus The West』
全年齢対象のパソコン向けクイズゲームで1枚500円。
C91に出した『キュードル! Right Answers』に続き、アイドル育成クイズゲームの第3弾です。

今回のテーマは東西決戦
20人以上の大所帯になった英知興業が、東西に分かれてクイズで戦います。大阪のキュードル・新田千景が、英知興業のエース級キュードルを引き抜いて独立を宣言したのが、東西決戦勃発の原因です。
本作の主人公は、英知興業の新人キュードル・天上院宮姫。
宮姫たち東軍が、千景たち西軍をクイズバトルで倒し、千景の独立を阻止するのが本作の目標です。

第1弾『Fresh Q-dol festival』、第2弾『Right Answers』と世界観は共有していますが、それぞれ独立作品としてお楽しみいただけます

第3弾『Versus The West』基本的なゲームシステムは第2弾までとほとんど同じなのですが、
登場キュードルの増加
 →第2弾までのキャラも動かせます
クイズ問題数の増加
 →約1300問。CURIOSISTの歴代クイズゲームではたぶん最多
CPU対戦(対バン)の復活
出題クイズの難易度の自動調整機能搭載
などといった要素を採用しました。
第2弾までは、新しいクイズステージを解禁するたびに、レベル1のクイズから解く必要があったのですが、第3弾では、プレイヤーの正答率が十分高い場合、最初から難易度の高いクイズが出題されるようになります。難易度が高いほど正解時のエール獲得量は増えるので、中盤以降におけるキュードルのランク上げがやりやすくなると期待されます。
第3弾のシナリオは、長さはそれほどでもない割には、よく練られたものができたんじゃないかと自画自賛しています。どうぞお楽しみください。


旧作で当日頒布予定のものは次の通りです。
【ゲーム】
・キュードル! Right Answers(C91初出) 500円
・キュードル! Fresh Q-dol festival(C90初出) 500円
・国立オタク学院(C88初出) 500円
・おざわのやぼう弐(C85初出) 500円
・CURIOSIST ザ・ベスト(C85初出) 500円
・恋には落ちても、受験には落ちないんだからねっ!(真の完成版)(Comic1☆7初出) 500円
・くいけん! 〜美浜高校クイズ研究部物語〜(C81初出) 500円

【同人誌】
・日本オタク文化検定2015(C89初出) 500円
・くいけん!アンソロジー(C82初出) 500円
進学校Map vol.6 [首都圏編](コミティア119初出) 400円
進学校Map vol.5 [北陸・甲信越・山陰編](ガタケット148初出) 300円
進学校Map vol.4 [東海・山陽編](コミックライブin名古屋 オータムスペシャル2016初出) 300円
進学校Map vol.3 [関西編](こみっく★トレジャー27初出) 300円
進学校Map vol.2 [四国・九州編](コミックシティ福岡39初出) 300円
進学校Map vol.1 [北海道・東北・北関東編](コミティア112初出) 300円


進学校Map vol.6は2017年2月に頒布開始したので、コミケにだけ参加している方に対しては、進学校Map vol.6もC92が初お披露目となります。
新作以外の持ち込み数はさほど多くないので、入手したい方はお早めにお越しいただくことをお勧めします。

また、CURIOSISTの作品に制作スタッフとして参加した方には、参加作品の完成作を1部差し上げています。過去作も含めて、まだ受け取っていない方はこの機会にスペースまでお越しください。


……例によって新作はまだ絶賛制作中で、ここまで書いたことは、新作が完成しないと無意味になります。
前回に引き続き1日目で、作業期間が短く本当に大変ですが、何とか新作完成に向けて頑張ります。

当日は、ビッグサイトで元気にお会いしましょう!

歴代マイベストブック

突然ですが、この記事ではマイベストブック、すなわち私の人生に特に影響を及ぼした本を紹介します。
私の記憶がさかのぼれる範囲で、
・マンガ
・マンガ以外の本
に分けて、各年1冊ずつまで挙げることとします。

マンガ マンガ以外
1999年 少女少年
やぶうち優作品の虜になると同時に、性に対する見方を形作った。
2000年
(中学校入学)
ブッタとシッタカブッタ
⇒思春期特有の不安定な精神を受け止めてもらった。
2001年 SALAD DAYS
⇒本格的にラブコメマンガに目覚めた。
2002年 エイケン
⇒三船伝助がカッコよくなってくのが見てて楽しかった。
2003年
(高校入学)
最終兵器彼女
⇒この世で正しいことは何一つないし、間違っていることも何一つないことを知った。
2004年 いちご100%
⇒向井こずえ派だった。
ファインマン物理学
⇒大学物理かじってる俺カッケーしたかった。
2005年 いでじゅう!
⇒僕らの青春がそこにはあったし、中山朔美が愛おしかった。
WORLD JOURNEY
⇒世界一周するという目標を得た。
2006年
(大学入学)
KAGETORA
⇒ラブコメの教科書とはこういうことかと思い知った。
研究者という職業
⇒研究者を目指しているときのバイブルだったが、書かれていることは研究者以外にも役立つ仕事の心得だと思った。
2007年 ないしょのつぼみ
やぶうち優の時代への適応力に驚嘆した。
世界一周航空券 Perfect Book
⇒世界一周のプランニングに大いに役立った。
2008年 ひだまりスケッチ
⇒オタクに目覚め、同人活動にのめりこむきっかけとなった。
オナニーマスター黒沢
⇒長岡がカッコよすぎたし、Web小説の可能性を見た。
2009年 はじめてのあく
⇒緑川を応援せずにはいられなかった。
クイズ文化の社会学
⇒クイズを作るモチベーションの理論的支柱となった。
2010年
(大学院入学)
Understanding Comics
⇒マンガを科学する可能性を見出した。
どんとこい、貧困!
⇒わが国の格差是正に注目する決定打となった。
2011年 AKB49〜恋愛禁止条例〜
⇒有栖莉空が可愛すぎたし、吉永寛子からクイズアイドルという発想を得た。
完全教祖マニュアル
⇒宗教に対する冷静な視点を得た。
2012年 ニセコイ
⇒小野寺春推しだった。
中二病でも恋がしたい!
⇒タイトルをいい意味で裏切った誠実な恋愛小説だった。
2013年 僕らはみんな河合荘
⇒河合律とお付き合いしたい人生だった。
ドキュメント 高校中退
⇒わが国の教育に対する問題意識を形作った。
2014年 食戟のソーマ
⇒田所恵の成長譚に何度もむせび泣いた。
夜の経済学
⇒データは見せ方次第で人の心をいかにように操れることを思い知った。
2015年
(就職)
僕のヒーローアカデミア
⇒ラブコメばかりでなく熱い少年マンガにも目を向けようと思い立った。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
いろはすかわいいよいろはす
2016年 この美術部には問題がある!
⇒宇佐美みずきを愛でるために28年間生きてきたのだと思った。
NEW HORIZON
⇒中学校英語教科書がいかほど進化しているかを思い知った。

ブコメ多いな!!!
それぞれの本に一言コメント付けてみましたが、このあたりになってくると一言では語りつくせない、いや言葉では言い表せない魅力があるので、逆に陳腐な感じになってしまったかもしれません。すみません。


今年も素晴らしい本に出会えますように。

2017年の抱負。

明けましておめでとうございます。
今年最初の記事は、恒例の「今年の抱負」です。

まずは去年の抱負を振り返ったのち、今年の抱負を発表いたします。

2016年の抱負を振り返り。

全体スローガン:持続可能な同人活動の確立


「ゲーム制作」:新作クイズゲームプロジェクト第1弾の完成
なんとかできました。新作クイズゲームプロジェクト「キュードル!」は、夏に第1弾、冬に第2弾を発表。RPGツクールMVという新しい道具に四苦八苦しながらも、引き続きゲームを作り続けられる体制を築けたのは大きいです。


「日本オタク文化」:「教科書 日本オタク文化」に関わる形に残る成果物を発表
できませんでした。ゲーム制作や教育データバンクへのコミットが予想以上に多く、時間がかけられなかったのが大きな要因です。1年を経て書くべきことはさらに増え……早くしないと手の付けようがない状態になってしまいます。


「教育データバンク」:進学校Map書籍化作業の完遂と進学校Mapの更新
ある程度はできました。進学校Map書籍化(同人誌化)は2016年のうちにvol.5まで完了し、2017年2月に最終号となるvol.6を出す予定です。進学校Mapの更新は、2017年春の大学合格実績が出揃った後に着手する予定です。


2017年の抱負!

全体スローガン:アウトプットに裏付けられたブランディング


昨年に引き続き、CURIOSISTは「ゲーム制作」「日本オタク文化」「教育データバンク」の三本柱を推進することで、社会に広く楽しみと役立ちをお届けする同人サークルを目指します。
本業との両立、健康の維持は前提として、より多くの人にCURIOSISTのコンテンツに触れてもらえる機会を形にしていきます。具体的には……


「ゲーム制作」:「キュードル!」スマホ対応&新作リリース
⇒「キュードル!」をスマホで遊べるようにします。RPGツクールMVに乗り換えたのもこれが主目的ですし。プレイヤーを増やすためスマホ対応しなきゃしなきゃと言い続けて4年ほどたち、今から始めても遅いくらいですが、いい加減成し遂げなければ。そして、キュードル!の続編、すなわち第3弾、第4弾……は、昨年と同様、コミケ合わせで制作していく予定です。キャラやストーリーだけでなく、クイズそのものの作成にも力を入れなきゃですね!


「日本オタク文化」:「教科書 日本オタク文化」を1章分以上発表
⇒「教科書 日本オタク文化」は、戦後日本で発展した日本オタク文化の歴史と現況をつづろうとするプロジェクトですが、そのうちの“歴史”、つまり過去の部分だけでも、同人誌などの形で発表します。現況は日に日に変わっていくのに対し、過去の部分は調べればどうにかなるので……。それでも、現況に合わせて全体の章立ては改めて考えなければいけませんが。


「教育データバンク」:「大学のセキララ」の完成
進学校Mapにリソースを注いできた教育データバンク活動ですが、高校だけでなく大学でも有意な情報を提供すべく「大学のセキララ」プロジェクトを始めます(去年から少しだけ始めています)。これは、日本全国にある大学の定員充足率と経常収支差額比率を比較することで、大学の経営状況を探る企画で、偏差値だけでは分からない、日本の大学の安全性を一望できる場を作るのが目的です。こうした情報って一応公開されていて、大学を評価する上でかなり役立つ情報のはずなのに、なぜか世間ではあまりスポットが当たらないんですよね。そこには業界の色々なしがらみがあることは承知していますが、こっちはあくまで趣味なので、赤裸々に暴露していきたいと思います。業界で干されない程度に。


全体スローガンにも掲げたように、今年は一層成果物を世に出すということにこだわっていきたいです。そうすることでこそ、私が関わっているそれぞれの界隈でCURIOSISTの存在感は増していくと思いますし、同人サークルならではの、社会に対するインパクトを与えられると信じています。


20代最後の年を全力で楽しもう!


今年もよろしくお願いします!